ハリー・ベルトイア Harry Bertoia
イームズやジョージ・ネルソンと並び、ミッドセンチュリー期の代表的なデザイナーです。
もともとは「金属彫刻家」で、その経験を生かし、プライウッド(成形合板)ではなく、スチールワイヤーによるシェル構造で椅子をデザインしました。
プライフォーム・ウッド社(イームズ夫妻が設立した会社)・エヴァンス社(プライフォーム・ウッド社が経営難で身売りした会社)で、イームズ夫妻と共にプライウッドの加工技術を共同開発したりしましたが、ベルトイア自身はなかなか評価はされませんでした。
その後、イームズとは方向性の違いや権利の問題でこじれ、またベルトイアの才能を認めていたノール氏の協力もあり、1950年(35歳)ノール社(Knoll)にデザイナーとして移りました。
そこでは自由に作品を制作する場を与えられ、1952年「ダイアモンドチェア」「サイドチェア」などのワイヤーシリーズを完成させ、大ヒット商品となりました。
ベルトイアはそのワイヤーシリーズの特許権使用料で、残りの人生を彫刻に捧げ、再び椅子のデザインをすることはありませんでした。
しかし、彫刻家として、工業用鉄線をデザインの対象物へと変換した彼の功績は計り知れません。
ハリー・ベルトイア/ダイヤモンドチェア
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