2007.02/26(Mon)

ジャン・プルーヴェ Jean Prouvé 

1901年、フランス・パリに生まれ、1984年(82歳)に亡くなった、建築家、デザイナーです。

アール・ヌーヴォーの巨匠、ヴィクトール・プルーヴェを父に持ち、アール・ヌーヴォーの環境の中で鉄工芸の技術を習得し、1923年(22歳)にナンシーに自分のアトリエを設立、鉄製のランプやシャンデリア、階段の手摺などの製作・デザインを手掛けます。この頃パリで、ル・コルビジェ、シャルロット・ペリアンらと知り合い、1930年には彼等と現代芸術家組合(UAM)を設立します。

1937年のパリ万博には、ル・コルビジェピエール・ジャンヌレと共同製作したバスルームを出品、他方、政治活動にも積極的に関わり、1944年(43歳)にはナンシー市長に選出されます。1947年には新工場を開設し、家具の製造を続けると共に、建築部材としてのアルミの可能性を追求し、また13年もの間教職にも就くなど、幅広い活動をしました。

金属工芸の世界からその経歴をスタートさせ、手作りの工芸品から家具、建築へと、その作品の規模を発展させます。工芸の世界に合理的産業化の考え方を持ち込み、芸術と工業の融合を図ったナンシー派の影響を受け、更にそれを、家具、建築にまで応用しました。

建築は「静的」なものではなく、スチールパネルによる可動間仕切りにおける特許を取得し、「分解し、持ち運ぶ」ことができる家具を多く残しました。プレハブ住宅の実践にいち早く取り組んだ人物の一人でもあり、工場で部品を生産し、現場では装着のみを行うという考え方は、もちろん現在の建築手法にも多大な影響を与えています。

また、アルミを建築材料として採用した先駆者でもあり、アルミの折り曲げ加工、アルミパネルの製造などの技術を実用化させるに至り、ハイテク建築とよばれる作品を多く世に送り出している現代建築家たちの師と仰がれています。

プルーヴェの家具は、ブラッド・ピットやマーク・ジェイコブス等世界のセレブリティが競ってコレクションしていることでも知られており、ダイニングテーブルに「EMテーブル」を使うことは、成功者のステイタスとなっています。また、オリジナルのシテ・アームチェア(Cite Armchair)は、約560万円という価格を付けています。

家具作品の多くは、2002年にヴィトラ社より復刻されています。


JeanProuveCite.jpgジャン・プルーヴェ/1930年/シテ

ジャン・プルーヴェ/1934年/スタンダードチェア

JeanProuveAntony.jpgジャン・プルーヴェ/1954年/アントニー


↓応援してくださ〜い。ペコリぃ〜〜
にほんブログ村 インテリアブログへ

テーマ : 椅子 - ジャンル : 趣味・実用

タグ : ジャン・プルーヴェ Jean Prouvé

【編集】 |  00:00 |  ジャン・プルーヴェ  | TB(0)  | CM(0) | Top↑
 | BLOGTOP |