2007.02/19(Mon)

ジョエ・コロンボ Joe Colombo 

1930年にイタリア・ミラノに生まれ、1971年、わずか41歳の若さで急遽した、イタリア「黄金の60年代」、イタリアン・ミッドセンチュリーを代表するインテリアデザイナー、工業デザイナー、建築家です。

本名はチェザーレ・コロンボ(Cesare Colombo)で、「ジョエ」はニックネームです。

当時、新素材だったファイバーグラスやABS樹脂、ポリエチレンをいち早く導入し、美しい曲線と機能性が融合した画期的な作品を世に送り出し、家具・ガラス・照明器具からインテリアに至るまで、その生活環境を思考したシステマティックなデザインワークは、先進的なイタリアデザインをリードしました。

アーティストを志し、ミラノ国立ブレラ美術学院で絵画と彫刻を学びますが、ミラノ・トリエンナーレでプロダクトデザインに魅了され、1954年までミラノ工科大学の建築学部に在籍します。その在籍中の1951年には、アバンギャルドの芸術グループ「モヴィメント・ヌークレアーレ(Movimento Nucleare)」を結成し、抽象絵画や彫刻等を手掛けるアーティストとして活動しました。

1959年、電気部品工場を経営していた父が他界し、その仕事を引き継ぐためいったんアーティスト活動を休止しますが、プロダクトデザインへの情熱は冷め切らず、1962年、ミラノにデザイン事務所を開設し、インテリアデザイン、インダストリアルデザインを手掛けるようになります。

同年オールーチェ社より発表した、アクリルを光らせる画期的な照明「アクリリカ(Acrilica)」でミラノ・トリエンナーレ金賞を受賞し、1967年、照明「スパイダー」でコンパッソドーロ賞を受賞します。一躍スターの座に躍り出て、イタリアデザイン界に旋風を巻き起こしました。

その後、ベルニーニ、カルテル、コンフォルト、アリタリア航空などで多彩なプロダクトを手掛け、1969年には、ドイツで開催されたヴィジョーナ1で近未来的な可動式住宅のデザインを手掛け大きな話題となります。翌70年に発表した「ボビーワゴン」はMoMAのパーマネントコレクションとして収蔵されています。

41歳でこの世を去るまでのわずか10年あまりの間に、300以上のデザインプロジェクトを手がけた、60年代のイタリアデザイン界を彗星のごとく駆抜けていった天才デザイナーです。


ジョエ・コロンボ・スタジオHP→JOE COLOMBO STUDIO


ジョエ・コロンボ/1965年/クラシカルチェア

ジョエ・コロンボ/1971年/ビリッロ


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タグ : ジョエ・コロンボ Joe Colombo

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