ドン・チャドウィック & ビル・スタンフ Don Chadwick & Bill Stumpf
1936年カリフォルニア州生まれ、現在もハーマンミラー社にて数々の名作を生み出している工業デザイナーです。
彼に家具デザインに対する愛情が生まれたのは子供の頃で、キャビネット・メーカーである祖父から、技術や正確さ、忍耐を必要とする手道具の使い方を学びました。
UCLA(カリフォルニア大学)で工業デザインを学び、チャールズ・イームズの講義を聞き、家具の分野に進むことを決断します。工業デザイナーでも、家具の分野では新しい革新的な方法と材料を使うことによって、人びとの暮らしに「本当の違い」を生み出すチャンスがあると確信したのです。
1974年に「チャドウィック・モジュラー・シーティング」を発表し、商業デザイナー協会コンクールで1位に選ばれます。「アーロンチェア」以外にも、「エクア」チェア等の名作をデザインし、そのほか現在に至るまで多数の受賞歴を誇ります。
「アーロンチェア」で有名なチャドウィックですが、意外にも、コンピューターは駆使しません。彼の実験器具には、のこぎり、グラインダ、旋盤、ドリル・プレス、万力などがありますが、コンピューター、数値制御のものは何もありません。
彼は言います。「椅子の座り心地が良いと確信するには、実際に座って調節をする以外に方法はありません。コンピューターでは椅子のデザインの細かいところまで手が届きません。良い椅子とは非常に複雑なものです」と。
ビル・スタンフ
1936年ミネソタ州生まれ、イリノイ工科大学で工業デザインを学びます。
ウィスコンシン大学の環境デザイン・センターで、整形外科や血管系医学の専門家たちと、全て束縛を取り払うようなデザインをして、体を解放すること、人々の座り方、そしていかに座るべきかを広く研究しました。
1971年には、ハーマンミラー・リサーチ・コーポレーションの副社長に就任します。
1974年、ハーマンミラーは彼にその研究をオフィス・シーティングに適用する仕事を任命しました。そして2年後、エルゴノミクスチェアの先駆けであるアーゴンチェアが導入されました。
現在はハーマンミラー社のコンサルタントとして、エルゴノミクス(人間工学)の観点より様々な製品開発に携わっています。
直感を信じ、「デザインはジャズのようでなければならない。改善し発見し、人生の喜びや苦しみをブレンドして、何かすばらしいものに作り上げる」と語っています。
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