ミース・ファン・デル・ローエ Mies Van Der Rohe MRラウンジチェア MR Side Lounge Chair アームレス Armless

1929年にデザインされた、ミース・ファン・デル・ローエの「MRラウンジチェア」です。
19世紀半ばのヨーロッパでデザインされた、チューブ型の鉄製ロッキングチェアからインスピレーションを受けてデザインされました。
工業マテリアルをアート的に発展させた作品として、彼の数あるデザインの中でも「20世紀不朽の名作」として、世界的に高い評価を受けています。
「カンティレバー構造」という建築手法により、片側だけで荷重を支え、前脚に半円形のカーブを施すことで、見た目の優雅さはもとより、実際にもシートに弾力性をもたらしています。
2年前の1927年に発表した「MRチェア」よりも、脚の円の弧がより小さくなり、洗練された印象を受けます。また、デザイン的にも特徴のあるパイピングされたクッションは、背ズレを起こしにくい効用も考慮されています。
パイピングが特徴のこの作品は、スタンダードタイプ、アジャスタブルシェーズラウンジ、アームレスタイプ、アーム付きタイプ、そして、サイドテーブルも含むコレクションがあります。
※ カンティレバー (cantilever)…「片持ち梁」。梁(ハリ)の両端の一方が固定され、他方は動くことができる構造体を指します。(プールにある飛び込み板は片持ち梁の代表的な形。)
※ カンティレバー構造は1922年アメリカのハリー・E・ノーランドにより考案されましたが、椅子にカンティレバー構造を最初に持ち込んだのは、マルト・スタム(Mart Stam/1899年〜1986年)という人物です。それはガス管を繋ぎ合わせて溶接するという過程を経て、まだ直線的なものでした。その直線を曲線にデザインしたのがミースの「MRチェア」です。
ミース・ファン・デル・ローエ の人物像及び作品一覧
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ノール社(英語):MRラウンジコレクション
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