ミース・ファン・デル・ローエ Mies Van Der Rohe ブルーノチェア Brno Chair

1930年にデザインされた、ミース・ファン・デル・ローエの「ブルーノチェア」です。
彼がヨーロッパで建てた最後の大邸宅、ブルーノ(チェコ共和国第2の都市)の「トゥーゲンハット邸」のためにデザインされた椅子です。
彼が、椅子に始めてカンティレバー構造を取り入れた1927年発表の「MRチェア」から3年後、カンティレバー構造のスチールバーを高めに設定して、肘掛にしています。目を細めて見れば、座面が宙に浮いているようです。
やはりカンティレバー構造の椅子は、後脚がないのですっきりしてシンプルですが、細部までこだわり抜いたデザインは、20世紀デザインを代表するアイコン的作品で、カンティレバーチェアの中でも最も美しい椅子の一つとして広く愛されています。
ダイニングシーンだけでなく、オフィスのミーティングルームなどにも最適です。
同時期に発表された「チューブラーアームチェア」もありますが、そちらはスチールバーではなく円いスチールパイプを使っており、床設置面の脚の形が若干違っています。
※ トゥーゲンハット邸(Vila Tugendhat)…ブルーノのテキスタイル工場経営者であったトゥーゲンハット氏の自宅で、2001年にはユネスコ世界遺産に登録されました。
※ カンティレバー (cantilever)…「片持ち梁」。梁(ハリ)の両端の一方が固定され、他方は動くことができる構造体を指します。(プールにある飛び込み板は片持ち梁の代表的な形。)
※ カンティレバー構造は1922年アメリカのハリー・E・ノーランドにより考案されましたが、椅子にカンティレバー構造を最初に持ち込んだのは、マルト・スタム(Mart Stam/1899年〜1986年)という人物です。それはガス管を繋ぎ合わせて溶接するという過程を経て、まだ直線的なものでした。その直線を曲線にデザインしたのがミースの「MRチェア」です。
ミース・ファン・デル・ローエ の人物像及び作品一覧
☆ 正規品⇒ノール社:ブルーノチェア
ノール社(英語):チューブラーブルーノチェア
☆ 正規品販売店⇒ヤマギワ

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